〜ようこそ〜
8月13日に無事に出産しました!我が家では8年ぶりの赤ちゃんです♪
授乳と抱っことおむつ替えの毎日でも、どうにかDVDは観ています。
更新が追いつかないけど。

コメント、TB、相互リンクなどいただけると嬉デス!!!
管理人 くるみナッツ (2008.9.08)
『ブラインドサイト 小さな登山者たち』
ブラインドサイト 小さな登山者たち
貸出開始日: 2007/12/21
製作年: 2006年
製作国: イギリス
収録時間: 107分
出演者: サブリエ・テンバーケン エリック・ヴァイエンマイヤー ポール・クローネンバーグ
監督: ルーシー・ウォーカー
製作: スティーヴン・ハフト シビル・ロブソン・オアー

各国の映画祭で絶賛され、数々の賞を受賞した話題作
目の見えない子供たちがエベレストを目指す。息をのむような絶景のヒマラヤ山脈を背景にした本作は、盲目の6人の少年少女が目標を達成するために精一杯の勇気を出し、チャレンジする姿を追った感動のドキュメンタリー。カメラは全篇に渡り子供たちの自然体なリアクションを引き出すことに成功。暗闇の中で手を伸ばし、無限大の可能性に向かって一歩ずつ大地を踏みしめる小さな登山者たちの姿が胸を打つ。


Happy Together
チベットでは目が見えないことは前世で悪いことをした、その業だと信じられているのだそうです。
盲学校で学ぶ彼らも、そんないわれのない差別や自己嫌悪を抱いています。
「ボクは前世で悪いことをしたけれど、少なくとも殺人ではない。人を殺せば人間には生まれ変われないはずだから・・・」なんて思う少年の健気さがなんとも不憫です。

そんな彼らがエベレストの隣、7000mのラクパリという山に挑みます。
周りは青と白の壮大な景色が映し出されるけれど、彼らにとっては山の上も地上と変わらぬ暗闇のままなわけで、こんなに苦しい思いをしてなんになる?と何度も思ったのではないかと思います。
引率の先生たちも同じでしょう。
引率の先生や登山家、山岳ガイドたちは何度も何度も話し合い、時には本音でぶつかりあいます。
ドキュメンタリーなので妙に現実感があって、観ているわたしも「うんうん、そうだそうだ」とか「え?なんで?それはどうなの?」なんて、勝手に会議に参加しちゃったりして。
その会議では私の意見は通らなかったけれど(アタリマエ)、最後の子供たちの笑顔をみたときに私も深く同意することができました。
やっぱり盲学校の先生の主張が正しかった。一番子供たちを愛し、知っているのは先生だものね。

静かな感動が後をひく、そんな作品でした。
こういう人たちにこそ、しあわせになってほしいなぁ。


『楢山節考』
一つ、上へ上へと登れば、神様が待っている


楢山節考 (1983)
貸出開始日: 2002/04/12
製作年: 1983年
製作国: 日本
収録時間: 130分
出演者: 緒形拳 坂本スミ子 左とん平 あき竹城 倍賞美津子
監督: 今村昌平
詳細: 原作:深沢七郎



70歳を超えた老人は近くの楢山の頂きに、子に背負われて捨てられなければならないという掟がある山奥の寒村を舞台に、母を捨てることに切なさを感じとまどう息子の姿を生類共棲、淘汰の自然観、運命観を込めて描く。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。


姥捨て山伝説と言うのは各地に残っているらしい。
果たして本当にあったのだろうか・・・

作品の中で繰り返し、人間の営みがケモノや爬虫類と変わらないものであることを映像で見せてくる。生まれて、食べて、生殖して子孫を残し、死ぬだけ。
それが淡々と連綿と繰り返されるだけで、人間として生まれた価値や意味などありはしないと。
まして生まれたばかりの赤子や、老いぼれた親など、働きもせず喰らうだけの厄介な存在なのだろうか。
考えれば考えるほど悲しくなってしまう。人間ってケモノと同等なの?

今の時代も「生きることが難しい時代」かもしれない、ある意味では。
でもこの時代は、生きること=食べることだった。
農産物を盗んだ一家への仕打ちの凄まじさには声もでなかった。
「生きる」って「食べること」ですごくシンプルなはずなのに「社会に認められない」とか「親がわかってくれない」とかどんなに甘ったれた考えだろう。

人間は「生きる」という意味ではケモノと同等。でも「生き方」の面ではまったく違うのかもしれない。
どんな風に生きて、どんな風に死ぬか。
「お山へ行く」と決めた母の、怖いまでの強さ。
神様が待っているハズのその場所で、現実に待っていたものを見ても動じない母の覚悟。
昔も今も母親の強さというのは底知れない。

もうひとつ、体臭からバカにされる息子を気遣い「鼻の悪いばーさん友達」に母がするお願いも、笑ってしまうけれど、息子を思う母の愛情なんだよね。

人間はどんな境遇の中でも「生き方」、生き方に続く「死に方」を選ぶことができる。
ただ生まれて、食べて、生殖して子孫を残し、死ぬだけではなく。そんな風に感じました。

『バタフライ・エフェクト』
幸福は犠牲の上に

バタフライ・エフェクト
貸出開始日: 2005/10/21
製作年: 2003年
製作国: アメリカ
収録時間: 114分
出演者: アシュトン・カッチャー エイミー・スマート エリック・ストルツ ウィリアム・リー・スコット
監督: エリック・ブレス J・マッキー・グラバー
脚本: エリック・ブレス J・マッキー・グラバー
記憶喪失を患うエヴァンは、治療の一環として、日記をつけていた。13歳のとき、エヴァンは幼なじみのケイリーと遊ぶうちに大きな事故を起こしてしまうが、彼にはその記憶もない。大学生となり、記憶喪失から解放されつつあったが、少年時代につけていた日記がきっかけとなって、エヴァンの記憶にまたもや変化が起こり…。

こんな特殊能力があれば、間違いなくHEROESの一員だ!
エヴァンがHEROESで活躍したら面白いだろうなぁ。

バタフライ・エフェクトとは「小さなな蝶の羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある」というカオス理論をいっているのだそうな。
エヴァンは過去に戻って事実を変えることができる能力に気付くのだけど、ちょっといじってしまうとそれに続く未来がとんでもない方向にブレてしまう。
何度やっても周りを幸せにはできなくて、さて、どうしたら一番いいのか・・・

私の借りたDVDには通常のラストシーンのほかに「ストーカー編」と「涙のハッピーエンド編」が納められていましたがセル版には”本来の”結末が納められているとか!
試写会で評判が悪くて、劇場公開用に結末が変えられてしまったらしいのです。
その結末なら、冒頭の伏線も納得がいくと聞き、調べてみました。

↓以下ネタバレ↓
(何度過去をやり直しても、結局は恋人が、友人が、母が、自分が、不幸になってしまう。
最後の試みで精神病院に送られ、日記も存在しない世界でエヴァンは、父親がアルバムをツテに過去へ遡っていたことを知る。
机の下に隠れ、冒頭に登場したメモを書き残し、過去へ。
そこでエヴァンが取った選択は、母の胎内に戻って自らのヘソの緒で自死を遂げることだった。
「自分さえ生まれてこなければ」と、胎児が自殺するなんて確かにあまりにもショックな結末ですね)

↑ココマデ↑
「ヨシ、あいつなら不幸になってもいいからここで手を打とう」とか「まぁココはいっちょ自分が貧乏くじを引くか」などとは選べないものでしょうが、何もここまで・・・と思う、衝撃的なラストです。
私は公開用のラストが好きで、この本来の結末は観終わってから「知っておく」くらいがちょうどいいと思っています。
『デッドマン・ウォーキング』
俺と夕日の中へ

デッドマン・ウォーキング

貸出開始日: 2003/07/01
製作年: 1995年
製作国: アメリカ
収録時間: 123分
出演者: スーザン・サランドン ショーン・ペン レイモンド・J・バリー ロバート・プロスキー R・リー・アーメイ
監督: ティム・ロビンス


実際に死刑囚の精神アドバイザーを務めた修道女ヘレン・プレジャンの本に感銘を受けた女優・サランドンが、ヘレン本人に扮し、サランドンの夫ティム・ロビンスが監督した作品。死刑制度の是非を問いかける力作。

デッドマン・ウォーキング、何を思ったか「ゾンビ映画」だと思って借りてしまいました(アホですっ!)
これはマジメな死刑制度をテーマにした映画です。
日本でも最近、死刑が執行されたことがニュースになっていましたが、死刑制度についての考えをひとつにまとめるのは難しすぎるコトだと思います。
ただこの映画は、犯罪を犯したものとその家族、被害者とその家族、それぞれの立場を冷静に見つめているので、見る側もいろんな立場にたちじっくりと考えることができます。
「死刑反対!」とも「死刑賛成!」とも謳わずに「考える材料」を提供してくれます。

そしてなにより犯罪を犯すことの愚かしさ。
まして”仲間と張り合いたい” ”悪いことがカッコイイ”そんな幼すぎる理由で、殺されたり死刑になったりするなんて、力が抜けてしまいます。
想像して、さらに想像して、またさらに想像してから、責任ある言動をしろ!と私は彼にいいたい。
いや・・・私の息子に言っておこう。

『七人の侍』

七人の侍
貸出開始日: 2004/04/09
製作年: 1954年
製作国: 日本
収録時間: 207分
出演者: 三船敏郎 志村喬 宮口精二 木村功 千秋実 加東大介 稲葉義男 津島恵子 藤原釜足 小杉義男
監督: 黒澤明
脚本: 橋本忍 黒澤明 小国英雄


時は戦国時代。山間の農村に住む農民達は不作に喘いでいた。その上、付近の野武士達が、麦の刈入れが終わる頃になるとわずかな食料を狙って襲ってくるのだった。村人達は、村を守るために侍を雇って戦うことを決意。与えられる報酬は『飯を腹一杯』。盗人を退治した腕自慢の勘兵衛は、村人達に懇願され侍探しを始め、七人の侍が揃った。勘兵衛たちは村に柵を巡らせ、農民達に訓練を施して野盗たちを待ち構える…。


クロサワ監督がいかほどのものかと思っていたけれど、何作か観ていくうちに「おぉぉぉっ!」と関心させられることしきり。
中でもハッとする映像が心にピタッと焼きつく瞬間がタマラナイ。
有名なシーンなのかも知れないけれど、合戦の中で勘兵衛が弓を引くシーンはすばらしいと思う。
命がけの喧騒のなかでの、確固たる「静」は、まさに息をのむ、時間を止めるマジックだ。

今まで黒澤作品といえば三船敏郎のイメージが強かったけれど、志村喬さんこそ欠かせない存在だと知った。


古い作品なので音声がクリアではありません。最初から字幕つきでみたほうが気持ちよく観れるかもしれません。


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