鰐〜ワニ〜貸出開始日: 2007/12/21
製作年: 1996年
製作国: 韓国
収録時間: 99分
出演者: チョ・ジェヒョン ウ・ユンギョン チョン・ムソン アン・ジェフン
監督: キム・ギドク
脚本: キム・ギドク
漢江に架かる橋の下に住む浮浪者ヨンペ。‘鰐’と呼ばれる彼は、一緒に寝起きをともにする少年や老人に暴力を振るい、橋から身投げした自殺者を拾い上げ金品をかすめ取るなど極悪非道な振る舞いを繰り返していた。そんなある日、一人の美女が橋から身投げする。彼女を助けたヨンペは、そのまま強姦し、自らの性のはけ口として彼女を弄ぶが…。
「ワニ」と呼ばれるこの男。
橋の下に住み、自殺志願者が川に飛び込んだ辺りにじっと目を凝らす。
頃合いを見計らい、裸になって川に飛び込む。
助けるためではない、財布を盗るためだ。
”どうせ沈む者、沈みたいなら沈ませてやれ。(要らなくなった財布は俺がもらってやる)”そんな風に思うのだろうか?それが日常ならばわからなくもない気がした。
水辺に住む彼は水泳が得意で、驚くほど水中で過ごすことができる、彼岸と此岸を行き来する者。
そんな「ワニ」がある日、1人の女性を川から助けあげる。
助けると言うより、いいオモチャを拾ったというところだろうか。一緒に暮らすジーさんや少年の前でなんの躊躇もなく彼女を犯したり、彼らに暴力を振るうところからも社会性の無さが伺える。
暗がりのなか、テントから這い出して逞しい肩を前後に運びながら女性のスカートをまさぐるあたりは、ほんとうにワニそのものという感じ。
そんなふたりが初めて愛のあるキスを交わしたあくる朝にやってくるラストシーンは、素晴らしく美しい。
こんなことができる強いオトコがいるのだろうかと感激しようと思った途端、「やっぱバカだ〜」と思うのだけどね。
まぁキレイにまとまらないところがまた良くもあるか。
キム・ギドクという人は「あんなシーン、こんなシーン」と、一編の作品にたくさん詰め込みたがる気がする。
「ワイルド・アニマル」なんかは詰め込みすぎてついていけなかったけど、この作品はいい感じで繋がっていました。
でもね物語以前に、子役の少年の前でのレイプシーンというのはいかがなものなの?監督!?
韓国映画ではよく感じることなのだけど、若手の女優や子役に過酷過ぎる演技を強要したりしてないか?と思う。
本人が割り切っているならいいんだけどさ、余計なお世話だろうけどさ・・・


